賢者カイムのサブ編成時のサポアビは、終末武器4凸のマグナ編成でも強力なのか。
一般的な両面マグナ編成とダメージなどを比較し、結果を提示&考察します。
カイムのサポアビについて
↓本記事の中心となるのは、サポアビ「刑死者の逆位置」(以下「逆位置」と呼びます)。
装備している武器が全て異なる時、土属性キャラの
- 攻撃20%UP(別枠)
- 防御50%UP
- ダメージ上限10%
の効果。
このサポアビは【カイムがサブメンバーに編成されており、かつ上記の条件を満たす場合】に発動します。
「装備している武器が全て異なる」とは
↑画像の様に、同じ名前の武器が入っていなければOK。
武器種(例えばオメガ刀とゴブロ刀)は被っていても問題ありません。
支配の天秤と共存
支配の天秤のスキル「ソール・イコーリティ」と、カイムの逆位置の発動条件は
- 装備している武器が全て異なる時
で一致しており、同時に効果を発動でき効果は共存します。
天秤は
- EX攻刃20%
- ダメージ上限10%UP
と強力なため、カイムの逆位置を発動させる場合には、できるだけ支配の天秤を編成したいところです。
(支配の天秤は全属性で使えますが、カイムの逆位置は土属性キャラ限定な点に注意)
攻撃20%UP(別枠)が強力
攻撃20%UPは別枠なので、実際の与ダメージ上昇量が高く効果を実感しやすいです。
(左:カイムなし/右:カイムあり 同条件)
火力はそのまま20%UP(1.2倍)になると考えてよいです。
上限UPの量
カイムの逆位置によるダメージ上限UPの効果量は10%。
カイムをサブに編成する際には支配の天秤も編成するのを仮に前提とする場合、(特に上限UP武器を編成しない)一般的な編成よりも合計で20%上限が高いということになります。
両面マグナ編成と天秤カイム編成のダメージ比較
旧来の一般的な両面マグナ編成と天秤カイム編成の実際のダメージなどを比較していきます。
- トライアルの敵の防御下限(※土船なし、土炉なしで実際のダメージを検証)
- 防御値15の防御下限(古戦場HELL想定、船炉あり前提で計算機を用いて比較)
の2つのケースのダメージを見ていきます。
両面マグナ編成
比較に用いた装備を紹介。
- メイン:オメガ刀(連撃/奥義上限)
- ゴブロ斧×3本
- ゴブロ刀×2本
- 4凸永遠拒絶の竪琴
- 白虎咆拳・邪
- 虚空槍
- 天司武器
ゴブロ斧3本の確定クリティカル編成。
両面4凸ユグマグ。ザ・ハングドマンは5凸。
天秤カイム編成
- メイン:オメガ刀(連撃/奥義上限)
- 5凸ユグ剣
- ゴブロ刀
- ゴブロ斧
- 秋ノ落葉
- 4凸永遠拒絶の竪琴
- バハ剣
- 支配の天秤
- 虚空槍
- 天司武器
装備召喚石は同じですが、フレ石は3凸ゴッドガード・ブローディアを選択。
上限の違い
天司武器以外のダメージ上限UP要素は、
- 両面マグナ⇒7%
- 天秤カイム⇒20%
となっており、天秤カイム編成の方が13%上限が高いです。
トライアル防御下限
両面マグナ
(左:バフなし通常攻撃/右:攻刃30%&属性バフ60%あり)
トライアルの防御下限の場合。
両面マグナ編成は、主人公の通常攻撃が
- バフなし⇒約53万前後
- 攻刃30%+属性攻撃60%⇒約75万(上限到達)
のダメージで、バフがあれば約75万の通常攻撃の上限に達しています。
奥義ダメージは約308万で、上限に達しています。
天秤カイム
(両方バフなし、左:クリティカル非発生/右クリティカル発生)
天秤カイム編成は、確定クリティカルの両面マグナ編成と違い、確率によってクリティカルが発生したりしなかったりします。
具体的には、武器の技巧スキルでのクリティカル発生率は36.3%となっています。
バフなしの場合、主人公の通常攻撃が
- クリティカル発生なし⇒約49万前後
- クリティカル発生時⇒約70万前後
のダメージとなります。期待値としては56万付近。
↓計算機で計算しても、同様の数値が出ています。(当たり前ですが)
(両方攻刃30%&属性バフ60%あり、左:クリティカル非発生/右クリティカル発生)
バフありの場合、主人公の通常攻撃が
- クリティカル発生なし⇒約70万前後
- クリティカル発生時⇒約83万(上限到達)
のダメージで、期待値としては約75万。
↓計算機でもやはり同様の数値。
奥義ダメージは非クリティカルで約337万。上限の約345万には少し届いていません。
結果比較
トライアルの防御下限が相手の場合、両面マグナも天秤カイムも、単発攻撃のダメージの期待値としてはほぼ同じという結果になりました。
奥義は高い上限に届きやすい分、天秤カイム編成の方が優勢と見て良さそうです。
天秤編成は「秋ノ落葉」によってDA率が11%高いことも合わせて総合的に考えると、天秤カイムの方に軍配が上がるといって良いでしょう。
ただし、両面マグナの方はダメージが上限に引っかかっているため、余力がある状況です。
防御値15の防御下限(古戦場HELL)
次は防御値15の古戦場HELLの敵を想定し、計算機を用いて連撃率も含めて総合的に比較していきます。
- 土船あり、土炉あり
- 武器と召喚石に+99を振る
- 攻刃30%、属攻60%のバフあり
の条件。
両面マグナ
ダメージが上限に届きにくいため、白虎咆拳・邪をバハ剣に入れ替えます。それ以外は同じです。
連撃やクリティカルも含めた、総合的なダメージ期待値が約136万と出ました。
天秤カイム
先ほどと同じ編成。
こちらは約137万。
比較
連撃率やクリティカル率を含めた火力期待値は、
- 両面マグナ⇒約136万に対し、
- 天秤カイム⇒約137万
と、全く同じと言って差し支えない結果となりました。
ただし、計算機では考慮しきれない
- DA率が11%高いことで奥義回転率が多少なりとも良くなる可能性
- 各キャラの固有火力バフ
まで考えると、ダメージ上限の高い天秤カイム編成の方に分がありそうです。
天秤カイム編成の方が渾身依存度が低い
上記で示したダメージは、こちらのHPが100%時=火力が最大の状態での話です。
両面マグナは渾身スキルを持つゴブロ斧が3本、天秤カイムはゴブロ斧は1本入っており、どちらもHPが減るにつれて火力は下がっていきます。
例えば残りHP70%の時の火力を計算して100%時と比較してみると、
- 両面マグナ⇒78%に減少
- 天秤カイム⇒87%に減少
と、天秤カイム編成の方がHPが減った時の火力の減少幅が小さいことがわかります。
高HPを保つ必要性が比較的低いのは単に戦いやすいだけでなく、キャラ編成の幅が広がるメリットもあると言えます。
天秤カイム編成の方が耐久力が高い
逆位置には「防御50%UP」の効果もあり、これによって常に被ダメージを33%カットのような状態になります。
(画像↑天秤カイム/↓両面マグナ)
一方、最大HPは両面マグナの方が1万以上高いです。
比較してみると、最大HPの減少割合よりも防御50%UPによる被ダメージ減少量の割合の方が大きいため、天秤カイム編成の方が耐久力が少し高いと言えます。
アビリティによるHP回復も考えると、余計に天秤カイム優位です。
フルオート適性が高い
- 渾身依存度が低い
- 耐久力が高い
の2点は、好きなタイミングでHPを回復できず、ダメージカットなども適切に使用できないフルオートの適性が高いとも言えます。
動画(マキュラソロ)
天秤カイム編成をマキュラ・マリウスソロで使用してみました。
実際の様子が気になる方はどうぞ。
まとめ
終末武器4凸の状況で天秤カイム編成と両面マグナ確定クリティカル編成とを比較した場合、敵の防御力に関わらず天秤カイム編成の方が火力が高いということがわかりました。
また、耐久力についても天秤カイム編成の方が優れており、フルオートの適性も高いと言えると思います。
デメリットは特にないので、『カイムのサポアビは終末4凸マグナでも強い』というのが結論です。