グラブル攻略指南所

グラブル(グランブルーファンタジー)の実際のプレイに基づいた攻略法や役立つ情報を紹介しています。初心者向けの記事にも力を入れています。

【グラブル】シスは強くなったのか?調整前と後の比較

11/7に、キャラクターのバランス調整が行われました。

調整によって最終シスは強くなったのか。

調整前と調整後の最終シスの与ダメージや性能を比較しながら、結果を確認&考察していきます。

実際に運用した動画も掲載。

調整による変更点

まずは、今回の調整によって変わった部分を確認します。

奥義

f:id:guraburukouryakusinannjo:20191107130024p:plain

奥義の追加効果としては、

  • 回避率UPと恐怖がなくなり
  • 敵の全ての攻撃を回避(1回)が追加

された形。

(詳しくは後述しますが)シスは攻撃を受けたくないため、回避率UPがなくなったのは少し痛手。

ただし、「敵の全ての攻撃を回避(1回)」で奥義後1回はダメージを受けないので、必ずしも弱体化したわけではありません。

恐怖は消えましたが、調整後はアビリティで恐怖を付与できるようになりました。(後述)

1アビ

f:id:guraburukouryakusinannjo:20191107130034p:plain

調整前の「別枠攻撃&上限UP(累積/永続)」はサポアビで似たような効果を持つようになったため、1アビからはなくなりましたがシス自体から消失したわけではありません。(全く同じ効果ではありませんが)

「弱体回復」と「奥義ゲージUP」については完全になくなった要素。

調整後はわかりやすい効果に

調整後は

  • 自分の通常攻撃の与ダメージ30%UP/闇属性追撃60%(3ターン)

と、シンプルかつ強力な効果になりました。

与ダメージ30%UPは上限とダメージが両方UPする効果で、あらゆる層のプレイヤーにとって恩恵が大きく、追撃も60%と大きな効果量を持ちます。

特にデスやシヴァ召喚、ツープラトンなどと絡めて1~数ターンで大ダメージを狙う際には極めて強力で、調整前よりも瞬発力は大きく強化されました。

 

CTも2⇒6と変わっているため、1アビについては調整というよりも完全に別物になったと捉えるとわかりやすいかと思います。

2アビ

f:id:guraburukouryakusinannjo:20191107133034p:plain

調整によって確定TAは消えましたが、TA率UPはサポアビで新たに持つようになっています(後述) 。

カウンターについては勘違いしやすいですが、全体通常攻撃に対してはカウンターも回避もできません。(全体特殊技は、被弾後カウンター発動)

敵対心は100%UPのようで、実質的にはかばうのような効果となっています。

よって、単体通常攻撃に対しては、2アビを使えばかならず回避しつつカウンターをすることが可能となりました。

多段特殊技に対しては、ダメージを全て受けた後、生き残っていれば最大6回までカウンターを行います。

3アビ

f:id:guraburukouryakusinannjo:20191107150357p:plain

全く別物。

調整前の攻撃性能UPと似たような効果は、調整後は後述のサポアビに追加されています。

f:id:guraburukouryakusinannjo:20191107140302p:plain

ダメージの上限は、天司武器込みで約85万。(麒麟弓やデスもありなら100万弱)

恐怖は

  • 調整前は奥義の追加効果
  • 調整後は3アビ使用時

に付与できるように変更。

奥義の追加効果では基本的にタイミングを選びにくかったですが、アビリティでの発動となった今では好きなタイミングで付与できるようになり利便性はUP。

一方でアビポチの手間が増えたデメリットもあり、一概にどちらがいいとは言えません。

 

命中率ダウンは調整後に新たに手に入れた要素で、通常攻撃と特殊技の両方が確率でmissになる効果。

攻撃を受けたくないシスとは相性は良いです。

サポアビ

サポアビ1

f:id:guraburukouryakusinannjo:20191107141853p:plain

調整前の1アビと3アビの強化効果が、少し形や性能を変えてまとめてサポアビに移った感じ。

毎ターン自動で1上昇する「神狼Lv(最大6)」によって、

  • 攻撃力
  • ダメージ上限
  • TA率

が上昇していきます。(神狼の初期Lvは0)

この「神狼Lv」は被ダメージで2下がってしまい、毎ターンの自動上昇以外で能動的にLvを上げる手段はありません。

よって、神狼Lvを素早く上げる&維持したい場合には攻撃を受ける回数をできるだけ少なくすることが大切。

通常攻撃が全体攻撃などで、頻繁にダメージを受けてしまう敵に対してはこの「神狼」の恩恵は受けにくいと言えます。

 

ちなみに、仮に毎ターン被弾するとしても、被弾後のターン終了時に神狼Lvが1上昇する関係上、(初ターン以外は)最低でもLv1は付与された状態になります。

サポアビ2

f:id:guraburukouryakusinannjo:20191107145337p:plain

新たに「敵が特殊技を使用時、闇属性ダメージ」を手に入れました。

f:id:guraburukouryakusinannjo:20191107145428p:plain

ダメージの上限は、天司武器込みで約70万。

最近流行りの自動発動ダメージで、敵が特殊技を使うたびに無条件で手間なく70万ダメージを追加できるのは強力。

 

幻影時の30%追撃はなくなりましたが、3ターンの60%追撃は1アビで追加されています。

奥義追加効果で自動的に付与された幻影で30%追撃も自動的に付与されるのは、手間がかからず幻影が消えない限り追撃も消えない点で強力でした。

調整後の追撃はアビポチが必要なものの、任意のタイミングで発動可能で効果量も60%と高く必ず3ターン効果があるので、こちらも強力。

調整前と後ではどちらが明確に上とは言えません。

 

ダメージ上限は大きく上昇

f:id:guraburukouryakusinannjo:20191107160213p:plain

(画像↑調整前の上限約71万/↓調整後の上限約90万 ※同装備)

シス自身のバフが最大値の状態でのダメージ上限の比較。

  • 調整前は1アビの3回目使用時の15%UP
  • 調整後は神狼Lv6時の18%&1アビ使用時の30%

となっており、通常攻撃のダメージ上限の最大値は調整後の方が圧倒的に高いです。

よって、条件が整い、かつ上限ダメージを出せる火力が確保できている場合には、調整後の方がより大きなダメージを瞬間的に出すことが可能となりました。

 

なお、1アビ使用時の30%UPは通常攻撃のみで、奥義には効果がありません。

仮にこの1アビを使用しない前提だとしても、

  • 調整前は1アビの3回目使用時の15%UP
  • 調整後は神狼Lv6時の18%

と、調整後の方が3%高いです。

ダメージの出しやすさは低下

上限を考慮しない場合の、単純な火力の高さの最大値=ダメージの出しやすさ=攻撃UPの最大値は、調整によって低下しました。

  • 調整前は1アビ3回使用時の60%&3アビ最大累積時の255%
  • 調整後は神狼Lv6時の210%&1アビ使用時の30%

となっており、調整後の方がダメージの出しやすさは明確に下がっています。

f:id:guraburukouryakusinannjo:20191107152722p:plain

例えば↑のような一般的な闇マグナ剣パにシスを入れた編成で、

  • トライアルの敵の防御25%ダウン=防御値15の防御下限状態(古戦場HELL想定)

を攻撃した場合。

f:id:guraburukouryakusinannjo:20191107162116p:plain

(画像↑調整前のダメージ約71万/↓調整後のダメージ約60万 ※同装備)

両方とも攻撃UPが最大まで効果を発揮している状態。

調整前は約71万ダメージで、上限に届いています。

一方、調整後は約60万しか出ておらず、上限には明らかに届いていません。

このように、単純なダメージの出やすさでは調整後の方が劣っており、防御値が高い敵に対しては以前よりも上限ダメージを出すのが少し難しくなったと言えます。

(※ただし、隣の主人公は約25万ダメージなので、シス一人が圧倒的に高火力なのは変わりありません。)

初速は早くなった

1ターン目の攻撃UPの効果量を見てみます。

  • 調整前は1アビ使用(攻撃20%UP+上限5%UP)&3アビ使用(50%UP)
  • 調整後は1アビ使用(通常攻撃のダメージ&上限30%UP)

と、調整前の方が単純火力は高いです。

ただし、1ターン目に1アビを使う場合は60%追撃(3ターン)が付いてくるため、総合的には調整後の方が初速(ダメージ)は出やすくなったと言えます。

 

また、上限については調整前は5%UPですが、調整後は30%UP。

装備が整っていて上限付近のダメージがでる場合には、上限30%UPと6割追撃で爆発的にダメージが伸びる分、調整後の方が明確に初速は早いです。

神狼Lvは上がりにくく、下がりにくい

シスが火力を出す上で肝となってくるのが、「神狼Lv」による強化効果。

f:id:guraburukouryakusinannjo:20191112190157p:plain

「神狼Lv」は毎ターン終了時に1ずつ上昇し、攻撃UPは35%ずつ累積していきます。

この「神狼Lv」は毎ターンの自動上昇以外で上げる手段がないため、最大のLv6にするには最短でも6ターンかかり、上昇は緩やかだと言えます。

 

また、「神狼Lv」は被ダメージによって2減少。

といっても、『被弾して2減少⇒ターン終了時に1上昇』となるため、被弾して下がるのは実質的には1です。

つまりまとめると、【神狼Lvは上昇するのも減少するのも1ずつで緩やか】と言えます。

調整前との比較

f:id:guraburukouryakusinannjo:20191112194552p:plain

↑は神狼Lvと似た役割を持っていた、調整前の3アビ。

調整前は、攻撃UPの最大値も1ターンでの上昇量も大きい一方、被ダメージでバフが全解除されるのが難点でした。

 

調整後の神狼Lvは被弾しても下がるのは実質的にLv1のみで、バフが全解除されることはありません。

その意味で、【調整後の方が被弾による火力低下のデメリットが小さくなった】と言えます。

 

通常攻撃が全体攻撃の敵は相変わらず厳しい

通常攻撃が全体攻撃の敵を相手にする場合。

毎ターンのようにシスが被弾してしまうため、神狼Lvを上げることができません。

 

仮に必ず毎ターン被弾する前提だとすると、

  • 調整前⇒1アビバフ(3回累積時、攻撃60%UP/上限15%UP/消去不可&永続)
  • 調整後⇒神狼Lv1(攻撃35%UP/上限3%)

が被弾しても残るバフで、一見調整前の方が強そうにも思えます。

しかし、調整後は強力な1アビの「通常攻撃のダメージ30%UP&6割追撃(3ターン)」があるため、総合的に見ると調整前と後でどちらが上かは、判断が極めて難しいです。

 

いずれにしても、通常攻撃が全体攻撃の敵には十分な力を発揮できないというのは、調整前も後も変わらないシスの特徴です。

※単体通常攻撃の敵に対してはバフの維持が容易なため、相変わらず鬼のように強いです。

(私としては、1アビの「通常攻撃のダメージ30%UP&6割追撃(3ターン)」の爆発力で一気に敵のHPを削り取ることが可能になった調整後の方が、通常全体攻撃の相手でも強いと思います。)

試用動画

【グラブル】調整後シス試用

アポロンソロで実際に使ってみました。

1アビによって、瞬発力が大幅に強化されているのがおわかりいただけると思います。

まとめ

  • ダメージ上限は伸びた
  • 短期火力が大幅に強化
  • 防御値が高い敵に対しては、調整前よりも少しダメージを出しにくくなった
  • 全体通常攻撃の敵相手がキツイのは、調整前も後も同じ
  • 被弾によるバフ消去のデメリットが緩和された

総合的に考えると、「今回の調整によってシスは強くなった」というのが、今のところの印象です。