四象降臨で新たに実装された武器の1つ『冬ノ霜柱』は水マグナ編成に入るのか。
性能やリヴァ短剣と比較した結果を紹介しながら解説します。
メイン武器として運用してみた動画も掲載。
冬ノ霜柱の性能・評価
水属性の短剣。攻撃ステータスは2249(Lv150時)。
奥義「隆氷透徹」
追加効果として、奥義ターン含め3ターンの間「味方全体のクリティカル確率UP」を持ちます。
このクリティカルは【発動確率100%/ダメージ増加倍率20%】で、いわゆる高確率低倍率の優秀な効果だと言えます。
ただ、効果ターンが3ターンと若干短めです。
この武器をメイン武器で持つ場合には、(可能であれば)他キャラや武器で連撃率を補いたいところです。
スキル1「海神方陣・刹那Ⅱ」
- 方陣攻刃14.5%
- クリティカル確率UP(約6.5%)
の2つの効果を持ちます(SLv15時)。
比較の参考として、方陣攻刃14.5%というのは4凸リヴァ短剣(18%)よりも3.5%低い数値です。
エウロペ琴の第一スキルの方陣攻刃とは効果量は同じです。
スキル2「海神方陣・背水」
- 方陣背水(小)
↑グラフは、冬ノ霜柱を編成した場合の、残りHPの割合の変化に伴う火力の推移のイメージ。(片面リヴァマグ)
HPが減るほど背水スキルによる火力上昇幅は大きくなっていきます。
例えば残りHPが80%の場合、約5%実際のダメージが増加します。
↑残りHP60%なら約15%ダメージが上昇。
武器単体としての評価
冬ノ霜柱は
- 方陣刹那
- 方陣背水
の2つのスキルを持ちますが、この構成はオールド・エッケザックスと同じです。
3凸止まりでも使いどころのあるオッケと違い冬ノ霜柱は4凸できる点でより優秀だと言えます。
また、「海神方陣・刹那」を分解して、
- 方陣攻刃
- 方陣技巧
- 方陣背水
と考えると、4凸ティア銃(方陣攻刃+方陣背水)の上位互換的な性能だととらえることもできます。(攻刃と背水の効果量が同じ)
強力なティア銃やオッケよりもさらに上位の性能だと考えれば、この冬ノ霜柱は単体の性能としては間違いなく強力な武器です。
冬ノ霜柱を編成した方が良い場合
リヴァ短剣との比較
冬ノ霜柱が編成に入るかどうか考えた時に比較対象となるのは、4凸リヴァ短剣。
リヴァ短剣はスキルに「海神方陣・攻刃Ⅱ」だけを持つ単純な武器。
一方冬ノ霜柱は
- 方陣刹那(攻刃+技巧)
- 方陣背水
の3つのスキル効果を持ちますが、攻刃量はリヴァ短剣(18%)に対し冬ノ霜柱(14.5%)とリヴァ短剣の方が少し上で、若干比較がややこしいと感じるかもしれません。
そこで、↓冬ノ霜柱なし(左赤枠)と冬ノ霜柱あり(右青枠)の編成を例にとって比較してみます。
リヴァ短剣1本が冬ノ霜柱に代わる点以外の違いはありません。(両方片面4凸リヴァマグ想定)
↑のグラフは、それぞれの編成における残りHPの割合の変化に伴う火力の推移を示しています。(青線が冬ノ霜柱あり/赤線がなしの編成。敵は火属性)
冬ノ霜柱の背水スキルが効果を発揮しない=冬ノ霜柱側がもっとも火力が低くなるHP100%の時点で、すでにリヴァ短剣のみの編成よりも冬ノ霜柱を入れた編成の方が火力期待値で上回っているのがわかります。
HPが減っていくにつれて、冬ノ霜柱を入れた編成の優位がどんどん大きくなっていきます。
よって、基本的には編成に4凸リヴァ短剣が入っている場合には、1本冬ノ霜柱と入れ替えた方が強力だと言えます。
(リヴァ短剣が5凸の場合でも同様です。また、3凸リヴァ短剣が編成に入っているような編成状況では、問答無用で冬ノ霜柱は編成に入ってきます。)
予測ダメージに騙されないよう注意
こちらはグラブルゲーム内の編成画面で、リヴァ短剣を冬ノ霜柱と入れ替えた場合の予測ダメージ。
少しダメージは下がっていますが、グラブルの編成画面の予測ダメージはクリティカル要素が考慮されていない点に注意。
クリティカルスキルを持つ武器が編成に入っている場合には実際のダメージ期待値よりも低く出てしまうので、この予測ダメージを鵜呑みにしないようにしましょう。
冬ノ霜柱が抜けるケース
上記のグラフは、冬ノ霜柱の「方陣刹那」の技巧(クリティカル)も込みでの期待値です。
つまり、クリティカルが発動した場合としなかった場合のそれぞれのダメージと発動率が考慮されている訳ですが、クリティカルに頼りたくない場面を想定するなら、クリティカル要素を外して考える必要があります。
具体的には古戦場の肉集めやイベントクエスト周回を開幕奥義編成で行う場合など、『運=クリティカルに左右されずに毎回同じダメージを出したい』ケース。
先ほどと同じように、リヴァ短剣1本を冬ノ霜柱と入れ替える形で比べます。
クリティカル要素を考慮から外した場合、HP100%時点では赤線(冬ノ霜柱なし)の方が火力期待値が高いです。
残りHPが81%以下になると冬ノ霜柱を入れた方が火力が高くなりますが、開幕奥義編成ではこちらのHPは減らないので考える必要がありませんね。
このように、『クリティカルに頼りたくない&こちらのHPが81%以下にならない』状況では、冬ノ霜柱は4凸リヴァ短剣に劣るので、編成に入ってきません。
※冬ノ霜柱のクリティカルでダメージ上限に簡単に引っかかる場合も、クリティカルに頼りたくない場合に分類されると考えてよいです。
メイン武器として運用した感想(動画あり)
実際に冬ノ霜柱をメイン武器に持ってアグニスと戦ってみました。
使用キャラ・装備
連撃バフ&火力バフ目的でエウロペ、デバフ&バフ目的でリリィ、連撃バフ&クリア&高火力でエジェリーを編成。
片面リヴァマグ編成。
奥義効果の100%クリティカルと、スキルでの背水の感じを確かめるのが今回の目的。
他心陣で火力が上がる
他心陣を使うと主人公のHPが減りますが、このとき冬ノ霜柱の背水スキルによって主人公の火力が上がるのは強力な点だと感じました。
敵の攻撃によってHPが減っきても、徐々にではありますが火力が上昇していくのでやはり中期戦~ではより真価を発揮しますね。
渾身を維持するのと違って、頻繁に回復アビリティを使う必要がないのもポイントです。(HPの減りすぎには注意)
奥義は強力ではあるが難点も
冬ノ霜柱の奥義での【確率100%/倍率20%】は火力UPの恩恵が確実にある強力な効果であるのは間違いありませんが、四天刃やオメガ武器などと違って連撃の補助ができないので、キャラや武器スキルで連撃率を確保する必要があります。
今回はエウロペの奥義でのTA20%UPと、エジェリーの1アビでのDA率30%+TA率10%を組み込みましたが、もう少し欲しい印象を受けました。
よって、マグナ編成で冬ノ霜柱をメイン武器として持つ場合には連撃率の確保に苦労しがちなので、メイン武器としての優先度はそれほど高くないように思います。
ただし、初心者でリヴァ短剣をメイン武器として装備している場合には、冬ノ霜柱はメイン武器としてより強力ですのですぐに持ち替えましょう。
まとめ
- HP100%でも4凸リヴァ短剣と入れ替える形で冬ノ霜柱はマグナ編成に入る
- 開幕奥義編成では基本入らない
- 初心者なら基本どんな状況でも編成に入る